電動アシスト自転車の開発PJ(4)

 「市販のパワーユニットの調査(補遺)」

これまでの調査で、ミッドシップ型のパワーユニットでは、各メーカともギヤの設計に色々な工夫をしているのが判ったが、大きな減速比を得るのに定番である遊星ギヤを使ったメーカが意外と少ない。シマノは遊星ギヤの塊である内装ギヤのトップメーカなので、遊星ギヤを使ってもいいのではと思ったが、最終的に採用しているのは単純な平歯車である。なぜ遊星ギヤを皆使わないのか?(信頼性?、コスト?)そいえば、日本のチェーン合力タイプのパワーユニットでも昔は遊星ギヤを使っていたメーカ(Panasonic?)があったような気がするが、いつの間にか普通のギヤタイプがメジャーとなっている。

その中で、ドイツのメーカであるBrose社は遊星ギヤとベルトで減速比を達成しているユニークな設計であることを見つけた。


また、Bosch社のギヤの構造を参考のため下図に示す。低負荷は樹脂ギヤ、高負荷は金属ギヤと使い分けている。

(次回に続く)


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