電動アシスト自転車の開発PJ(6)
「バッテリーについて」
軽量化を図る場合、バッテリーの重量は大いに気になるところであり、現在市販されている電動アシスト自転車用バッテリーの要目を調べた。バッテリーの取り付け方法として、フレームに外付けするタイプと、フレームの中に内臓するタイプがある。
下表に主要なメーカのバッテリーの要目を示すが、重量当たりの容量(Wh/Kg)は日本のママチャリ用の26V系とe-バイク用の36V系で明らかに差がある。36V系は三元系正極の電池が使われていると考えられ、26V系はマンガン酸リチウム正極の電池が使われているものと思われる。(リン酸鉄リチウムの可能性もあるが)いずれにしても、200Wh/Kgに近いエネルギー密度を持つリチウムイオン電池が入手可能であるという点で、軽量化設計の選択肢が広がる。
(上記主要メーカの製品は400Wh~500Wh以上と大容量志向であるが、本当は100Wh~200Wh程度の小容量軽量のパッケージが欲しいところではある。ーーバッテリーの重量が0.5~1.0Kgで済む)
因みに、最近流行りのドローン用の電池のエネルギー密度もほぼ200Wh/Kg付近であり、電動アシスト自転車の36V系とほぼ同じ水準である。
(次回に続く)
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