電動アシスト自転車の開発PJ(1)

 「電動アシスト自転車」と言えば、日本で昔から販売されているママチャリタイプの電動アシスト自転車に加えて、最近では欧米が流行の発信源となり急速に普及しだした所謂「eーバイク」と呼ばれるカテゴリーの電動アシスト自転車も多数販売されている。用途により、選り取り見取りであるが、どの自転車も重たいのが欠点である。多くは重量が15~20Kg程度であり、軽量を狙ったものでも10Kgを切るものはまだ現れていない。電動アシストなので重量はそれ程気にしなくてよいと言えばそれまでであるが、やっぱり昔かたぎのサイクリストとしては軽量自転車のひとつの目安である10Kgは電動と言えどもクリアしたい。

このような背景のもと、総重量10Kgを切る電動アシスト自転車(e-バイク)が可能か否か、机上検討を進めて行くことにした。種々のFSから入り、最終的にはプロジェクトとして試作機製作まで到達したいが、そこまで行き着くかどうかは正直自信はありません。軽量の電動アシスト自転車の可能性の検討には、最新の工学技術を種々駆使する必要があり、また最近流行りの「ゼロカーボン」にも沿うものであり、結構奥が深い。

因みに現在日常の足として使っている「電動アシスト自転車」を紹介します。ブリジストンのアシスタ(2015年製)であり、当時はヤマハのPASと共通設計で生産されており、日本でも一番ポピュラーな電動アシスト自転車のひとつだと思う。結構よく出来ていてしかも安い。乗り易いように少し手を入れているが、これを使って電費(電力消費率)などの基本的な走行データを採取した。これから検討する10Kgを切る電動アシスト自転車の開発のベンチマークとなっている。


コメント

このブログの人気の投稿

電動アシスト自転車の開発PJ(10)

電動アシスト自転車の開発PJ(18)

電動アシスト自転車の開発PJ(19)